18歳で一人暮らしを始めてから28歳で同棲をするまでずっと一人暮らしをしてきました。
初めの頃はお金もなかったので、最低限のテレビデオと冷蔵庫だけを買い、
洗濯機は共同の下宿先からスタートしました。
インテリアは学生だったのでかわいい感じでまとめており、チェックのカーテンなどを手作りしていました。
大学を卒業して大阪で就職が決まったので、大阪にアパートを借りました。
けっこうボロボロでインテリアを頑張ろうという意欲も失せるほどでしたが、
幸い仕事がとても忙しくて家にいる時間も寝るくらいしかなく、
この部屋にお金をかけるということに気を配れことはありませんでした。
でも本来私は雑貨が大好きで、休みの日にインテリアショップをはしごしたり、
インテリアの雑誌を見るのが大好きです。
いつかきれいなマンションに住んで好きなインテリア雑貨に囲まれた生活を送ろうと決めていました。
そのころの一番の優先は、住みやすい、なるべく動かない場所での生活でした。
要は、一度座ると動かなくてもいろんなことができる場所に物を配置するという
ぐうたらな発想から生まれた家具の配置です。
まずテレビは配線があるので位置が決まってしまうので、
それに合わせて自分がどこに座ればいいかを想像した位置にローテーブルを置き、
そのテーブルの近くにすべての小物を集約しておけるチェストを置きます。
これで、文房具も救急箱も、テーブルに座ったまま届く位置になります。
でも、これは汚部屋では決してありません。
きちんと掃除も行き届かせ、キッチンとの間に仕切りを入れて、
狭いながらも空間を仕切るという、きちんとした生活の上でのぐうたらなポジションを作ったまでです。
あまり動かない動線を確保することで、効率的に時間が過ごせますし、ゆっくりとくつろぐこともできます。
ここにある、と定位置を決めることでいくつも物を持たずにいられるので、
少し高くても良いものを厳選して買って大切に使えます。
あれがないこれがないと探すこともなくなります。
来客用にお茶碗とお椀、カップとお箸、スプーンとフォークくらいは必要ですが、
文具については重複して必要なものが何もないと気づきました。
次に引っ越した部屋でここから本格的にインテリアに力を入れるようになりました。
引越しが多かったのでそのたびにカーテンのサイズを測りなおして買い換えましたが、
すべて無印良品を利用しました。
飽きがこずにいつもインテリアの邪魔をしないのが気に入っていました。
チェストとテーブルははウニコで揃えました。
家具のメーカと色味を統一するとそれだけでも部屋に少し高級感が生まれます。
結婚しても使えそうな丈夫で飽きの来ないデザインを選ぶと味も出ていつまでも大切に使えますよ。
引越しするたびに心地よい家になっていき、帰宅するのも楽しくて、良い経験になったと思っています。