大学入学と同時に一人暮らしを始め、今の主人と同棲を始めるまでの約6年間、一人暮らしの生活でした。
学生時代に一人暮らしをしていた物件は、
少ないバイト代と、親からの仕送りで家賃から生活費まで賄う必要があったため、
コスト重視の物件に住んでいました。
1Rで家賃は月5万円、駅から徒歩30分の距離にありましたが、
大学からは徒歩5分の場所だったので、不便に感じることはあまりありませんでした。
大学が近いこともあり、友人たちがよく遊びに来てくれて、楽しい一人暮らし生活だったので、
一人暮らしの楽しさを実感出来る大学生活を送ることが出来ました。
しかし、元々住宅が好きだったり、インテリアや雑貨にはこだわりたい私だったので、
このときの環境自体は好きだったけど、家には納得はしていませんでした。
こだわりと理想が何もない部屋だったからです。
いずれは引っ越すだろうし、と思うと家具も実家から持ってきた小さなソファーやテーブルなど、
一人暮らしをするにあたって買い足したものはほとんどなかったように思います。
納得の出来ない一人暮らしではあったけど、学生時代は何が起こるかわからないし、
今思えばこれでよかったと思っています。
もしかしたら大学を中退するかもしれない、実家に帰るかもしれない、
同棲をする人が現れるかもしれない、
そう思うとより一層何も買えなかったように思います。
大学を卒業し、社会人になり1年が過ぎた頃にこのときの家から引越しをしました。
なぜ社会人になってすぐ引越しをしなかったかというと、
1年間お金を溜めて、妥協しない自分の理想が詰まった家探しをするためでした。
そこで選んだ物件は、会社からは都内有数の満員電車に乗って20分の距離でしたが、
自転車でも行ける距離にあり、川沿いの綺麗な街並みに建つアパートです。
たまたまですが、選んだ物件がある場所が昔ながらの商店街に活気があり、
チェーン店よりも小料理屋が多くありつつ、大型のショッピングモールが近くにある、
本当に生活しやすい環境でした。
物件選ぶの1番のポイントは「新築であること」でした。
間取りは1Rでなければどうでもよかったので、1Kのリビング13畳、家賃は8万円程の物件です。
周りの相場からすると少々高めの物件ではありましたが、誰も使ったことのないピカピカのキッチンや、
お風呂、水回りがとにかく綺麗だったこともあり、初めての新築物件はとても嬉しかったと記憶しています。
一人暮らしにしては十分な広さのある部屋だったので、
一人暮らしを始めて初めて、大型の家具を購入しました。
まずはソファー。カリモク家具の2がけソファーを購入しました。
一人暮らしでどうしても起きた買ったインテリアの1つです。
そして、テレビ台やキャビネットを購入し、
自分ごのみのテイストで家を飾っていく瞬間は本当に楽しく、ストレス発散にもなりました。
ベッドだけは購入しなかったのですが、それは一人暮らしでいつかは出ていくだろうし、
その際に1番使えない邪魔な家具だと思ったからです。
その後、退職と同時に今の主人と付き合い、半同棲状態が続きましたが、結婚を機に引越しをしました。
二人の生活からやがて家族が増え、家具や小物に贅沢出来る生活は
本当に一人暮らしの期間だけなんだなーと改めて実感する毎日です。