大学入学を機に京都で一人暮らしを始めて三年になる者です。
初めての一人暮らしだった上、京都は気候が厳しく、一年目は苦労しましたが、
今ではだいぶ暮らしにもなれてきました。
一人暮らしの始まりがどんなものだったか振り返り、
一人暮らしを実際にしてみて感じていることも書いてみたいと思います。
●物件について
今住んでいる部屋は、私が受験している最中に、
母親が大学生協の推薦している物件の中から決めてくれたものです。
四月に住み始めるまでは、前の人の契約期間だったため、
部屋の中を実際に見れたのは契約後でした。
私の希望はコンロが二口使えることと、
大学から歩いても通えるところという二つだったので、比較的決まりやすかったようです。
また、母親も一人暮らし経験者で、「絶対にそのほうがいいから」と言って
洗濯機が屋内における部屋を選んでくれたのですが、
暮らし始めてからこのことにありがたみを感じました。
京都の冬は本当にびっくりするぐらい寒く、冬場に洗濯機を回すのはただでさえ面倒です。
おまけに洗濯物を干すのも外でやるとなったら、寒くて凍えてしまうのではないかと思うほどです。
私も洗濯機は部屋の中に置ける物件をおすすめします。
ちなみに、冬場の暖房はオイルヒーターを使っていますが、
電気代などで困ったことは特になく、快適に過ごしています。
●家具などについて
部屋に入れるようになってから、大学の授業が始まるまでは日数が少なく、
あわただしく家具などを準備しました。
家電と本棚、食器棚、押し入れの中の収納は、親がいる間に決めました。
電気屋さんとホームセンターに足を運び、本棚などはネット通販で注文しました。
私の場合、大学4年間は住み続けるとしても、
そのあとは実家に帰るか別の土地に引っ越す可能性が高かったため、
なるべく安くて機能的に困らない程度のものをそろえるようにしました。
勉強机は入学後、落ち着いてから自分で通販のカタログを見て注文しました。
通販の本棚や勉強机は組み立て式だったので、一人では作りきれませんでした。
数日間不便な日が続きましたが、クラスの友達に休日に組立を手伝ってもらえ、
新しい友達と仲良くなれたので結果的にはよかったです。
今思うと、親が引っ越しを手伝ってくれている期間中に
組立も仕上がるように計算しておいたほうがよかった気もします。
インテリアについては、私はあまり頓着しないほうですが、
なるべく家具同士の色がそろうように気を付けました。
フローリングの色がわりと明るかったので、
勉強机も本棚も薄めのベージュ色の木目調のものにしました。
●暮らしてみて
実際に暮らし始めて、一人暮らしについて思うのは、孤独だけど自由だということです。
一緒にご飯を食べる人がいないということ、
帰っても「おかえり」と言ってもらえないことに最初は結構寂しさを感じました。
でも、周りの一人暮らしをしてる友達とお互いの家で遊んだり、
遠くにいる友達や家族に手紙を書くのもそれはそれで楽しいものです。
休みの日に思いっきりダラダラ漫画を読んだり、
ちょっと気分転換したいからという理由で部屋の家具の配置を変えたりできるのは、
一人暮らしの気楽さならではだと思います。
特に、部屋が狭い分、ちょっとカーテンを変えたり、
ベッドのカバーを変えたりするだけで、パッと模様替えになるのはなかなか面白いです。
困ったら管理会社や実家に連絡すれば心細いこともありませんし、
「やってみると意外となんとかなるな」というのが率直な感想です。
ただ、高熱を出した時のために近所に友達を作っておくことはおすすめします。
こればかりは遠くの親戚より何とやら、ですから。