病気の時が大変でした

独身時代に1人で住んでいた部屋がとても気に入っていました。

何件か不動産屋を回って、低予算の中では古い物件や、

希望の条件の物件がないと諦めていましたが、

ある不動産屋に行った時、受付の女性が私の顔を見るなり、

「とても良い物件がありますよ。」とすすめてくれた物件がとても素敵な物件でした。

 

希望としては狭くても良いので、部屋が1つと台所が別で、

トイレと風呂場も別、洋室で防犯対策の為2階が希望でした。

 

不動産屋の女性が紹介してくれた物件は、希望の条件をすべて満たしていて、

更に角部屋、南向きでリビングが9畳の広さで言う事なしでした。

 

内装もリビングは真っ白で、各所の扉が茶色で高級感がありました。

築10年くらいだったのでとてもきれいでした。

トイレの壁が薄いブルーの花柄で女性らしくとても気に入りました。

 

最初提示された家賃が7000円予算オーバーでしたが、

交渉で9000円も値引きしてくれました。

なぜこんなに良い物件が低予算なのか不思議で、

何かいわくつきの物件ではないかと心配になりましたが、

線路の近くなので電車が通る音がうるさいせいで人気がないとの事でした。

しかし、私の実家は線路沿いにあり、電車の音には慣れていたので何の問題もありませんでした。

 

ただ1つ難点は収納がない事です。

リビングに押入れの半分くらいしか幅がない、しかも奥行きがない収納のみでした。

台所の収納は十分でしたが、リビングの収納がもう少しあったら良かったです。

 

これは住んでみて分かった事ですが、同じアパート内に警察官が住んでいて、

防犯面でとても安心できました。

 

1人暮らしで困ったことはソファーや冷蔵庫などの、模様替えの際の移動です。

誰かに手伝ってもらう事が出来ればすぐに終わることなのに、

少しずつ動かしていくので時間がものすごくかかりました。

 

もう1つは病気の時です。

熱が40°近く上がって、身動きが取れないほど苦しくても

自分ですべて行わなくてはいけません。

歩いて5分の病院に行く事も出来ず、タクシーを利用したら

「このくらいの距離なら歩きなさいよ。タクシーに使うよりラーメン食べた方が良いでしょ。」と言われ、

嫌な思いをしました。

 

飲み物を飲みたくても、飲むためには自分で買いに行かなければいけません。

親は離れたところに住んでいますし、頼める友達や彼氏がいませんでした。

それがとても辛かったです。

うなされて具合の悪さがピークの時、意識がもうろうとする中で、

もしもこのまま死んだら見つけてもらうまで何日かかるんだろうと不安になりました。


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