実家暮らし→大学の寮→会社の寮と若い頃を過ごし、20代後半で初めて一人暮らしをすることに。
それまでは家具・家電もほぼ不要でしたし、自分で物件を選んだりしたこともなかったので、
何から初めていいのか全く分からず手探りで準備を進めました。
物件探しは、持ち物が少なかったのが幸いして
「この家具が入る部屋」とか「このソファが似合う雰囲気の物件」
といった選び方をする必要がなかったので、
純粋に交通アクセスや日当りなどを重視してスムーズに選ぶことができ、
「出足は好調」と浮き浮きしていたのを覚えています。
「部屋の中身を揃えるのは引っ越してから」と思ってとりあえず引っ越したのはいいのですが、
カーテンはない、洗濯もできないといった状況になり、
自分が今までいかに実家や寮の共同部分のお世話になっていたかを痛感しました。
必要なものをリストアップして、早々に全て揃えようとしたのですが、
「焦って買い物をして部屋の雰囲気が台無しになってしまうのは悔しい」と
友人にアドバイスを求めながら家具・家電選びをスタート。
友人から言われたのは、
「家電はとにかく無難なものを買った方がいい。
家具もあまり流行や今の気分で奇抜なものを選ぶと後悔するよ。」ということでした。
確かに、家具・家電は決して安くありませんし、どうせ買うなら少しでも長く使いたいものです。
3年後、5年後に自分の趣味がどう変わっているか分かりませんし、
違う物件に引っ越している可能性もあるので、
極力無難で主張しすぎないものを選ぶように心がけました。
アドバイスに従ってとり急ぎ必要最低限のものを揃えて部屋を見渡してみると、
何とも地味で味気ない印象に・・・
急ぎで必要だったカーテンをポップな色合いにした以外は、ビジネスホテルのようになってしましました。
ただ、こまごまとした買い物はまだたくさん残っていたので、
「気軽に買える小物などで自分らしさを出そう」と意識してのんびり小物を揃え始めました。
部屋に主張がない分、小物は自分の好みを最優先で選ぶことができ、
楽しみながらインテリアを整えていくことができて楽しい引越しになったと思います。
最終的には、私らしい雰囲気にまとまった部屋となり、
友人にも「初めての一人暮らしにしては上出来だね」とほめてもらって大満足。
今後他の物件に引っ越すことになった時にも、
「大きいもの・高価なものはそのまま活かして小物でアレンジする」
という方法で自分らしい一人暮らし空間を作れるという自信にもつながりました。