私が初めて一人暮らしした時、それはもう酷い部屋でした。
1Kの4畳半の狭い狭い部屋だったのですが、これは私にとって好都合でした。
何故なら手が届く範囲でほとんどのことを済ませるように出来たからです。
構造ですが、まず、部屋の真ん中よりもトイレに近い側(
トイレまで約3歩)のところに折りたたみの机を置きます。
そしてその机にノートパソコンと調味料類、仕事用品、
エアコンやテレビのリモコン、電子レンジを置きます。
そして右を振り向いて約30センチの距離のところに冷蔵庫を置きます。
さらに前方にテレビを置き、洗濯機は左斜め方向のトイレのある部屋の横
(洗濯物を投げて入れることが出来るほどの距離)に置き、ベッドは敷いたまま。
これで完璧です。
私は引きこもる時、トイレに行く時はほぼ立ち上がることなく生活することが出来るのです。
部屋はかなり散乱し、滅茶苦茶な状態でした。
しかし今考えると、あの部屋をインテリコーディネートすると、
かなり不思議で面白い部屋になったのではないかなと思います。
その一歩も動かなくていいという怠け部屋を保ちつつも、
見た目は非常にお洒落に仕立て上げるのです。
ただ普通にゴミが散乱した滅茶苦茶な怠け部屋なら良くあるパターンでしょう。
しかしかなりお洒落に凝った怠け部屋はまたとないのではないでしょうか。
何故なら、インテリコーディネートに凝る人で怠け者な人はあまりいないからです(笑)
インテリコーディネートに凝るのにわざわざ自分の部屋を怠け部屋にする人はあまりいないかと。
だからこそ、そういった部屋はまたとない不思議で面白く、センスのある部屋となるのです。
私は既に4畳半の部屋には住んでいないので、
この素敵なお洒落な怠け部屋を作るスペースが逆にありません。
なので、是非、とても狭い部屋に住んでいて、かつ、ゴミまみれの怠け部屋に住んでいる方、
もしくは怠け部屋ではないけど、そういった部屋を作ってみたいという方には挑戦してほしいのです。
いかに動かなくて良くて、それでいていかにお洒落な部屋か。
必然的に物が集中して集まってしまうので
キレイにお洒落を保つのはなかなか難しいかと思います。
しかしかなり面白いと思います。
物を置く場所を決めないといけないのですが、
物が集中してるために、全てが近くにあるから間違えてしまいそうなので、
「リモコンの場所」「調味料類」とか文字で書いてスペースを分ける必要がありますね。
怠け部屋なのにかなり細かいところまで気を使っている面白い部屋になりそうです。