初めて一人暮しをした時からのお話しをしますね。
会社の寮に住み込みで採用され、自立への第一歩を踏みました。
職場は全国でも有名所の造りはホテル、中は旅館。
会議や結婚式にも利用される場所な為、身だしなみにも細部にまで、
目を凝らして誇りや汚れなどがないか入念にチェックするわけですから、
帰ったらヘトヘトです。
部屋の間取りは、4階建ての鉄筋コンクリート、
各階三部屋ずつになっていて、セミダブルタイプのベッドと
クローゼット下駄箱、ユニットバスとトイレは一緒で、
キッチンは電気コンロタイプの物を据え付けていました。
不便だったのは洗濯ですが、制服と着物も着ないといけなかったので、
お風呂場にて洗って、物干し竿なども無いがためにハンガーにかけて、
部屋干し、ロープを張って、とにかく家中洗濯物だらけでした。
少し行けばコインランドリーがありますが、
お金もそこまで毎日かけられないから乾いたら、
実家から持ってきたアイロン掛けるの日々だったな~。
というわけで、仕事に1日の16時間~18時間は費やされていました。
毎夜消防署も目と鼻の先ほどだから鳴り響いていました。
そんなわけで、いつ体を休ませる事ができるのでしょうか?
…いまでしょ!で即答できるのが理想であるけれど、実際は無いに等しいです。
けれど二十歳ソコソコだと若さで乗りきれるものなのです。
お家に帰ったらくつろぎたい私は、母に頼んで、
机と椅子のセットを買ってもらい父に持ってきてもらいました。
姿勢は凄く良いのではと実感しています。
また、色々と書籍を読みあさって風水を採り入れて、
玄関の下駄箱の上に小さな上木鉢を実家から連れて帰り置きました。
緑色の物があると少しだけ荒んだ気持ちであったり、
煩悩の欲であったりだとか渦巻いているものが、スッキリと私はしました。
もう1つ必需品だったのが冷蔵庫です。
就いたばかりの時は深く考えていなくてまあ、
恥ずかしいけれどクーラーボックス何て物を持参したおバカさん(苦笑い)でしたが…。
すぐ近くにコンビニエンスストアがあるからそこで、氷買っていました。
けれどお給料の中から寮代はもちろん引かれます。
ありがたいなと身に染みて感じたのは、水道、光熱費は会社の負担だったことでした。
皆さん他の寮に住まれている方達は、スーパーが近くにあり、
ご飯も手作りしてお弁当も持参していましたが…。
一方私は先程挙げたコンビニで手軽に食事を済ましたり、
外食だったりで・・・こんな生活してるのは私位!?と今は反省しています。
いい加減に見兼ねた私の父がルサイクルショップで簡易な冷凍付き冷蔵庫買ってくれました。
1ヶ月頑張ったご褒美に二万円もしましたけどお陰で、
夏にはアイスクリームを買って保存に成功です。
やはり…必要最低限の家具家電は必要です。。